アンサンブルミラコ第2回演奏会

ホームページやSNSでもお知らせしておりました2017年8月4日のアンサンブルミラコ第2回演奏会を無事に終え、フランスに戻る飛行機の中でこの記事を書いています。
メンバー30人の持つそれぞれの感性と、指揮者のイメージとが融合したり、ぶつかって化学変化を起こしたり、まるで天体のドキュメンタリーを見ているような四日間でした。
第一回演奏会は弦楽アンサンブルでのコンサートだったそうで、管楽器セクションとの交わりはこれが初とのこと。しかし管弦とも柔軟でポテンシャルの高いメンバーが集まっており、指揮者とメンバーとの興味深い駆け引きが魅力的なリハーサルでした。それが日を重ねるごとに全体的な方向性が出てきたり、新たな色味が出てきたり、また本番の舞台上での新たな発見にあふれる生きたアンサンブルだったように思います。
詩的な表現が印象的な野村氏と、それをどのようにして己の音として生み出そうかという試行錯誤するメンバーたち。この時間が何よりも刺激的でした。
ディーリアスの絵画のような「春初めてカッコウをきいて」、生命の誕生への喜びと愛を紡ぎ出すワーグナーの「ジーフフリート牧歌」、モーツァルトとの隠れた友情が垣間見えるハイドンの「交響曲第91番」、そして若きシューベルトの残した若葉が芽吹くような「交響曲第5番」。
メンバーからもなんとマニアな選曲なんでしょう!という声が聞こえて来ましたが、終演後、連作のアート作品のように聴こえたという感想を頂いたり、お子様からはとっても綺麗だった!と目をキラキラさせて感想を頂いて、胸が一杯になりました。
出国前に指揮者の野村氏より皆様への御礼のメッセージ受け取り、ホームページhttps://ensemblemiraco.wixsite.com/miraco/photosに掲載させて頂きましたが、この場を持ちまして、ご来場頂いた皆様、そしてご協力頂いた皆様、影で支えてくれたスタッフの皆さん、心より御礼申し上げます。
音楽はアートである。それは私の音楽人生の中で最大の目標であり、今回の演奏会でまた一層その気持ちが強くなりました。また雪の降る頃に幻想的な音楽をお届けできたらと思っております。今度ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今井貴子

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今井貴子 フルーティストTakako IMAI Flutist
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