Letter from Europe vol.5
この半年の思いを詰めたLetter from Europe ヨーロッパからの便り vol.5 恋愛編、大盛況のうちに終えることが出来ました！ご来場頂いた皆様、そして応援してくださった皆様、本当に有難うございました！この場をお借りして心より御礼申し上げます。
今後文学やアート性を強めたプロジェクトをどんどん組んでいきたいと思っているので、今回は演出としては色は薄めでしたが、プログラムのチョイスや、曲目解説も聴き手の方が想像を掻き立てられるように色々と工夫をしてみました^^その意図を感じ取ってくださる方も多く、後半のウンディーネでは、客席が一体となって他の時空間が見えるようなそんな空気を感じることが出来ました。やっぱりライブが一番！
今回はバレンタインコンサートと自らハードルを上げていたので、フランス語の詩の朗読を入れたり、バレンタインの思い出話をしたりと二人で演出やMCにも頭を絞りました（笑）シリーズで通ってくださっている方からは「日本語がまたうまくなったね！」というお言葉を頂いたり。（日本人なのですが。笑）でもやっぱり仏語を喋れたことでホッとした自分がいました。
また今まであまり取り上げてこなかったドイツロマン派の作品を演奏するにあたって、少し輪郭を和らげた音作りを研究したり、陽子ちゃんも前に出る演奏へとかなりスタイルを変えていたように思います。こうして変化していけるパートナーがいるのは本当に幸せです。思い返せば改良点も沢山あるのですが、これをエネルギーにして次の公演につなげていけたらいいなと、プラス思考で進んでいこうと思っています⭐️
ここだけの話「精霊の書」を書いた錬金術師パラケルススについてリサーチを進めて、ウンディーネの解説に組み込もうかとも思ったのですが、ちょっとコア過ぎて引かれちゃうかなと思い今回は断念いたしました（笑）そのうちこういったコアな企画も組んでいけたらいいな。
セットリスト
プーランク：愛の小径
ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ
ライネッケ：バラード
ドビュッシー：亜麻色の髪の乙女（ピアノソロ）
ドビュシー：夢（ピアノソロ）
ゴーベール：ソナタ第３番
ショパン：雨だれ（ピアノソロ）
ショパン：バラード３番（ピアノソロ）
ライネッケ：ソナタ「水の精・ウンディーネ」
アンコール
ボザ：アリア
Your Song
アンコールの２曲は本当に好きなものを心のままに。コンサートにポップスを乗せたのは初でした。Your Songは思い出も沢山あり、特にAl Jarreauの昔の版が大好きだったので、恥ずかしながら（本当に恥ずかしながら！）ちょっとだけインプロ入れてみたり。またいつかトライしたいと思います（笑）昨日コンサートと同じ日にアル・ジャロウが亡くなったの知って、胸がぎゅっと締め付けられました。
やはり私の人生音楽無くしては生きていけないのだなと、今回再確認をし、こんなマニアなフルーティストですが、皆様今後ともどうぞ宜しくお願い致します⭐️
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