気持ちはすでに飛行機の中
毎年なかなかヘビーな初夏を過ごしていますが、今年も無事にコンセルヴァトワールの生徒たちの試験を終えることが出来ました。受かることよりも、誰かの真似をするよりも、自分たちが美しいものを探して欲しいと思い、「ここどーしたいの？どうしたら欲しい音が見つかるの？」と、なるべく彼らに探させること１０週間。道のりは長かったけれど、その甲斐あって全員諦めることなく自分と向き合って、まっすぐな音楽を聴かせてくれました。そして全員進級。
成績によって落第も退学がありうる公立音楽院は、確かに試験に合格するという事は大切なのですが、こう演奏すれば受かるからとステレオタイプの模範演奏を聴かせて、千歳飴のようにどこを切っても金太郎の顔みたいな演奏では誰も楽しくないと思うので・・・バロックを演奏する子たちには、モダンとピリオド楽器の演奏をそれぞれ聴かせたり、自分たちでアーティキュレーションやフレージングの音色などを見つけさせたり、ちょっと裏が取れてないポイントに対しては、「移調してる箇所とカデンツァを発見し、キャラクターを見つけよ！」とアナリーゼをさせてみたり。いろいろと講師側も試行錯誤するんですよね（笑）それが楽しいのですが！
そんなわけで今年の試験曲はこんな感じに選んでみました。去年よりバロック多め！一人一人のキャラクターがよく出ていて興味深かった。来年はまたテーマを変えてじっくり攻めていこうと思っています。
レベル１ デュボワ : チクタク
レベル２ P.プルースト：つばめ
レベル３ H.ベール: 小さな組曲 より３つの任意の楽章
レベル４ ドゥメルスマン：サンプリシテ／ P.ヒンデミット：エコー
レベル５ N.シュドヴィル（ヴィヴァルディ）：忠実な羊飼い No.2 第一楽章、第二楽章
レベル６ W.ポップ：ソナチネ No.1 第一楽章、第二楽章
レベル７ ヴィヴァルディ：コンチェルト第４番 全楽章
レベル８ サンサーンス：ロマンス ／ テレマン：１２のファンタジーより任意の一曲
と、そうこうしているうちに月末でレッスンが終わり、その後ささっと会議に出席したらば、７月頭には日本へと経ちます！！今回の二つのコンサートのために新しいレパートリーを用意したり、１５年ぶりのレパートリーを掘り起こしたり、次回はこういう企画も面白いんじゃないかと思いついたり、いろんな音源を探してみたり、頭の中が花火大会です（笑）今はハラハラしつつも、ただただ楽しくてしょうがありません。
また、いつもマニアな方に走る傾向がある私にとって、７月２４日の名曲コンサートのような企画はほぼ初めてになります！以前からコンサートのアンケートに「たまには名曲もきいてみたいです！」というお声を頂いていたので、四十路を前に新しい試み！と思い、今回の企画に至りました☆いつもとは違う一面を見て聴いて楽しんで頂けたら幸いです。メンバーは、東京音楽大学付属高校同期の三人で、ソプラノの伊藤邦恵さん、そして小西陽子さんです。きっとトークも弾むこと間違いありません（笑）
トリオコンサートvol. 2 『ヨーロッパ名曲の旅』
【日時】2016年7月24日（日） 開場 14:30 開演 15:00
そして８月２日は昨年に続きピティナ主催の公開録音コンサート。こちらはおでこに「フランス近代ラブ♡」とハチマキを締めているかのようなプログラムで、ゴーベール、グリフィス、そしてピエルネの作品をお届け致します。フランス語の散文詩のような美しさを持つピエルネのソナタは、ガロワ師匠もこの４月日本で演奏したという・・・。被せるつもりは全くなかったのに！！お互いに真似したー！！と言っていますが、本当はただ好みが似ているだけ（笑）
そしてこのソナタはその昔、室内楽奏者のクリスチャン・イヴァルディ先生の夏期講習で見て頂いた作品なのです。その時の注意書きなども残っていて楽譜を開いた時、少しタイムスリップしてしまいました。いつまでたっても玉手箱を開く事が出来ない切なさ（浦島太郎って切ない物語だったのでしょうか（笑）フランスの耽美主義そして印象派の世界が詰まった公演は、同じく東京音楽大学付属高校の後輩でピアニストの筑波和音さんとお届け致します。
ピティナピアノ曲辞典 公開録音コンサート フランスの宝物〜流麗なフルート作品〜vol. 2
みなさま、是非遊びにいらしてくださいね☆
またホームページも開設致しましたので、そちらもどうぞよろしくお願い致します！
http://imaitakako.wix.com/flute
成績によって落第も退学がありうる公立音楽院は、確かに試験に合格するという事は大切なのですが、こう演奏すれば受かるからとステレオタイプの模範演奏を聴かせて、千歳飴のようにどこを切っても金太郎の顔みたいな演奏では誰も楽しくないと思うので・・・バロックを演奏する子たちには、モダンとピリオド楽器の演奏をそれぞれ聴かせたり、自分たちでアーティキュレーションやフレージングの音色などを見つけさせたり、ちょっと裏が取れてないポイントに対しては、「移調してる箇所とカデンツァを発見し、キャラクターを見つけよ！」とアナリーゼをさせてみたり。いろいろと講師側も試行錯誤するんですよね（笑）それが楽しいのですが！
そんなわけで今年の試験曲はこんな感じに選んでみました。去年よりバロック多め！一人一人のキャラクターがよく出ていて興味深かった。来年はまたテーマを変えてじっくり攻めていこうと思っています。
レベル１ デュボワ : チクタク
レベル２ P.プルースト：つばめ
レベル３ H.ベール: 小さな組曲 より３つの任意の楽章
レベル４ ドゥメルスマン：サンプリシテ／ P.ヒンデミット：エコー
レベル５ N.シュドヴィル（ヴィヴァルディ）：忠実な羊飼い No.2 第一楽章、第二楽章
レベル６ W.ポップ：ソナチネ No.1 第一楽章、第二楽章
レベル７ ヴィヴァルディ：コンチェルト第４番 全楽章
レベル８ サンサーンス：ロマンス ／ テレマン：１２のファンタジーより任意の一曲
と、そうこうしているうちに月末でレッスンが終わり、その後ささっと会議に出席したらば、７月頭には日本へと経ちます！！今回の二つのコンサートのために新しいレパートリーを用意したり、１５年ぶりのレパートリーを掘り起こしたり、次回はこういう企画も面白いんじゃないかと思いついたり、いろんな音源を探してみたり、頭の中が花火大会です（笑）今はハラハラしつつも、ただただ楽しくてしょうがありません。
また、いつもマニアな方に走る傾向がある私にとって、７月２４日の名曲コンサートのような企画はほぼ初めてになります！以前からコンサートのアンケートに「たまには名曲もきいてみたいです！」というお声を頂いていたので、四十路を前に新しい試み！と思い、今回の企画に至りました☆いつもとは違う一面を見て聴いて楽しんで頂けたら幸いです。メンバーは、東京音楽大学付属高校同期の三人で、ソプラノの伊藤邦恵さん、そして小西陽子さんです。きっとトークも弾むこと間違いありません（笑）
トリオコンサートvol. 2 『ヨーロッパ名曲の旅』
【日時】2016年7月24日（日） 開場 14:30 開演 15:00
【会場】KMアートホール
【アクセス】京王新線幡ヶ谷駅・京王線笹塚駅より各徒歩７分
【入場料】全席自由 一般¥3,000 学生¥2,500 (当日各500円増)
【出演】伊藤邦恵 ソプラノ 今井貴子 フルート 小西陽子 ピアノ
【お問合せ】flutedelapin@gmail.com 今井
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| トリオコンサート7/24 KMアートホール |
そしてこのソナタはその昔、室内楽奏者のクリスチャン・イヴァルディ先生の夏期講習で見て頂いた作品なのです。その時の注意書きなども残っていて楽譜を開いた時、少しタイムスリップしてしまいました。いつまでたっても玉手箱を開く事が出来ない切なさ（浦島太郎って切ない物語だったのでしょうか（笑）フランスの耽美主義そして印象派の世界が詰まった公演は、同じく東京音楽大学付属高校の後輩でピアニストの筑波和音さんとお届け致します。
ピティナピアノ曲辞典 公開録音コンサート フランスの宝物〜流麗なフルート作品〜vol. 2
【日時】2016年８月２日（火）１９時開演
【会場】東音ホール・東京都豊島区巣鴨1-15-1
【アクセス】JR山手線／地下鉄都営三田線「巣鴨駅」南口徒歩１分
【主催】一般社団法人全日本ピアノ指導者協会（ピティナ）
【出演】今井貴子・フルート 筑波和音・ピアノ
【ご予約】下記のPtnaのサイトにて
みなさま、是非遊びにいらしてくださいね☆
またホームページも開設致しましたので、そちらもどうぞよろしくお願い致します！
http://imaitakako.wix.com/flute
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