Japon

皆様お元気にお過ごしでしょうか?更新を怠っているうちにフランスー日本間を往復してきました!出発前日まで仕事をしていたので用意もバタバタ、帰国翌日から仕事を開始して帰ってきてからもバタバタ。ええと滞在中何をしていたかと申しますと…ひたすら練習とリハーサルに明け暮れておりました。

まず滞在一週目に"ヨーロッパからの便り"シリーズのパートナーである小西陽子ちゃんと、彼女の所属するミュゼット楽団Colinのライブにゲストで出演させて頂きまして…ライブに御題は「パリのお嬢さん」「もうお嬢さんの年じゃないんですけどね…」とMCをば。まぁ見れば分かるんですけど…。

クラシック以外を演奏するのが本当に久しぶりだったので、楽譜は無しの全て耳コピ、コード譜を見て合いの手をつけるという、久しぶりなこの感覚。母が弾いていたベートーヴェンを耳コピで一生懸命弾こうとしていた子供の頃を思い出しました。楽しみながら音楽って出来るんだよなぁと初心に戻り、とても楽しませて頂きました。会場は下北沢のアットホームなカフェだったので、お客様との距離も近く、遠くから駆けつけてくれた親友もずーっと目の前に見えていて、幸せいっぱいのひと時。

その後は、トリオコンサートに向けての練習と合わせの毎日だったので、いつもだった水のように飲むビールも今回はお預け。御陰で夜は家でのんびりだらりと過ごす事が多かったので、家ウサのチョコも手なずける事に成功しました。それにしてもこの実家に帰った時の安心感と言ったらないですね☆
さて時は確実に過ぎてゆき、初共演だったのフルートの森田絢子さんとピアノでお世話になっている加畑嶺さんと、三人声を揃えて「誰だ、こんなにプログラムを盛ったのは!?」と言いつつも、毎回5時間に及ぶ合わせは進んでゆきました。森田さんは可愛らしい人柄からも伺えるようにとてもフェミニンな響きをお持ちで、私は飲みっぷりからもばれてしまうマスキュランな響き。それを加畑さんがぐいっとリードして下さって、本番当日も本当にのびのびと演奏する事が出来ました。こうやってカラーの違う方々と演奏をさせて頂くと、いつもとは違う自分を発見出来たり、自分にはないものをどうやって手に入れられるのかという勉強も沢山させて頂きました!

終演後、大切な音楽仲間から進行や構成についての改善点、そして演奏に対しての意見を聞く事が出来、本当に勉強になりました。こうして大人になっても熱く語ってくれる友人がいるというのは、何にも代え難い宝です。個人的には、アメリカ製の楽器の跳ね返りの良さと、体の構造上息量が少ない為スピードコントロールで音を作っている点が相互作用して、精悍な響きになりすぎる事があるので、たっぷりした柔らかい響きを探求するというのがこれからの目標の一つでもあります。またスポットが頭上にある場合は、響きが減るのを覚悟で、リッププレートに滑り止めの切手などを入っておかないと、相当滑るののだな…と森田さんと二人で再確認致しました。(汗)その場ジャンプしたら水たまりが出来る程汗をかいておりましたので。

最後になりましたが、演奏会当日は雨でお足下も悪い中、沢山の方々にご来場頂き、この場をお借りして御礼申し上げます。また素晴らしい音響のサロンを提供して頂いたラリール様、本当にありがとうございました!









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