メノン

一昨日、知り合いの方からチケットを頂いて、ガルニエ宮へバレエ・メノンを観劇してきました。台本はオペラにも使われているアベ・プレヴォーのマノン・レスコー、音楽はマスネ、振り付けはケネス・マクミラン。

何から何までが儚くそして美しい。最後にマノンが息を引き取ってウルウルくるのは、彼女の死…ではなくて!!享楽的なマノンに振り回され、やっと手元に戻って来たと思ったら、自分の腕の中で最愛の人を亡くしたデグリュー氏を見てです。この雰囲気どこかで…と思ったら、有島武郎の「ある女」に似てる!享楽的な女性に魅了される点では、谷崎潤一郎の女性崇拝的要素、痴人の愛や卍も、ある意味春琴抄も。大好きな作品ばかりです。

そして可憐で悪魔的なマノンがフランスの雰囲気にピッタリ、そしてマクミランの妖艶な振り付けが堪らなく、こんなにバレエを見てドキドキしたのは久しぶりです☆ここ数年バレエというとベジャールなどモダンな作品を好んでいたのですが、見てから数日間アドレナリン出っぱなしというベジャールとは違って、マクミランのマノンは、素敵な映画を見て、うっとり夢心地…そんな作品でした☆

観客のため息が聞こえるほど美しかったマノン役には、Clairemarie Osta 透明感があって可憐で妖艶で、同じ人間とは思えないほど美しかったです。そして、無垢な青年をデグリュー役にはNIcolas le Riche。マノンを見る眼差しが本当に恋してるな…と思っていたら、なんとこのお二人カップルだそうです。

そんな二人のインタビュー

あと一週間は公演が続いているのと、Clairemarie Ostaはこの公演を最後にパリオペラ座を退団するそうなので、是非是非観に行ってみて下さいね☆

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