終わりが近づいて

はてさて、良くも悪くもあと二週間でディジョンともお別れです!(もし受からなかったからもう一年!)最後は実技と面接の試験で、外部から教授陣とCEFEDEMの学長、そしてministere de culture(日本でいう文部科学省かな?)のお偉いさんがいらっしゃいます。なかなか真面目な審査員が揃うと予想されるこの試験なのに、私の選曲はちょっと真ん中から外れていて・・

M.Kagel:Serenade(fl,guit,perc)
Stockhausen:Kahtinka Gesang (flute, electro acoustic)
W.F.Bach :Duo sol majeur (2fl)
Karg-Elert:Sonata appasionata

特にシュトックハウゼンは、突拍子もなく密度が濃い上に、「アッハ~ン、アッハ~ン、キャー!!!アッハ~ン」という魔女の声マネも有り。本当ならば、猫に変装して吹かなければならないのですが、今回は試験という事もあり、照明や振り付けもしないので、縮小版にて演奏しますが、アッハ~ンは楽譜に記譜されているのでカットせずに歌います。この際なので、激しくアッハ~ンと言って来る覚悟は有りますが・・。それにしても、うちの師匠が、この曲演奏した事あるよと言っていたのですが、このアッハ~ンはどうしたんだろう、、猫のメイクしたのかなと、、なぞは増えるばかり。音源はシュトックハウゼン財団にて注文出来るので、マニアな音楽が好きな人にはお勧めです。そして演奏者のKathinka Pasveerがとんでもなく精度の高い、そして芸術的な演奏をされています。マニア必見。

さて、7月から何をしようかな。と同期の皆が考えている頃でしょう。とりあえず、募集があっても無くても、夏から9月までの間に100通位の履歴書を音楽院に郵送し、返事待ちというのが、まずやるべき事で、その後、外国人の私たちは、学生からワーキングへの身分変更。道はまだまだ遠かったです。それでも、もう学生じゃなくていいんだ!という開放感が、ずっと心の隅でワクワクして待っています。以前のように読書をする時間が戻って来て、演奏会に行く時間が戻ってきて、運動する時間も戻って来て、ご飯を作る時間も戻ってくる!ここ2年間の生活は、ミヒャエル・エンデのモモのような世界だったので、やっと日常生活に腰を据えられるのかと思うと嬉しくて堪りません!まだ試験は終わってないけれど。笑

あとちょっとがんばりまーす!

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