ブランネン展示会

またまた過去日記になってしまいましたが、三月末に行われたブランネン・ブラザーズの展示会のレポートを。

 Aria Musiqueがブランネンの代理店となってから初の展示会☆ブランネンからはKari Soper氏が来仏し、newモデルの15/85、14K&19.5Kローズゴールド、ハンドメイドシルバー、モダンタイプ&モディファイタイプ頭部管、ラファンの頭部管と盛り沢山の展示内容でした。私自身もブランネンのシルバーを11年も吹いているので、自分の大好きなメーカーのお手伝いが出来て、とても幸せでした!

さてさて、展示されていたフルートですが、まずnewモデルの15/85は、15%ゴールド85%のという配合のチューブ、スターリングシルバーのキーメカニック、頭部管はラファンモデルという一品。超合金ならではのレスポンスの良さ、音色にも比重が加わった感じもしました。そしてラファン頭部管のもたらす安定感からか、ハンドメイドシルバーとは全く吹奏感でした☆「これブランネンなんだ?!」とおっしゃるフルーティストの方も多かったように思います。音色の感触からいうと、バーカートのプラチナ配合のシルバーに近い感じ。一つだけ勿体ないなぁと思ったのは、このモデル音孔引き上げなんだそうです。女子トークで盛り上がりすぎて、どうしてなのかキャリに聞き忘れてしまいました・・・

そして意外にも人気だったのが、19.5K。フレンチフルーティストといえば、シルバー、C管、Eメカなし、というのが昔からのスタンダード。最近では、若い世代のフルーティストがH管を使う事も多くなったり、オケのソリストが14Kを使う人も多くなって来ましたが、それでも日本や韓国のゴールド人口に比べたら半分くらいでしょうか。今回の展示会には、オケの方々も多くいらしていたのですが、19.5K欲しい!!と仰る方が続々と。

私も空き時間に試奏させて頂いたのですが、そのキャパシティとボリュームには驚きました!!ボリュームが出るといえば、ナガハラの20Kというイメージがあったのですが、こちらもかなり(笑)しかし、私の小さな体には吹きこなすのがとても難しく、これを長時間吹くとなると、あと体重を5キロ位増やさないと厳しそうな感じです(笑) しかし、フランス人は女性でも体が大きいので悠々を吹きこなされていました!!ゴールドのフルートはシルバーに比べて、倍音が少なくスムースで華やかな音色というのがイメージとしてあったのですが、これだけのキャパシティがあると、ダークなサウンドも作りやすいのでは(≧▽≦)とても魅力的な一本でした☆

そして、皆さんが待ちに待っていたラファンモデルの頭部管。数年前にラファンが制作を縮小しすると共に、ブランネンがその制作を引き継きブランネンxラファン頭部管が作られるようになったのは、とてもセンセーショナルなニュースでした。ラファンといえば、アドラーという羽付きリッププレート。この羽のお陰で、横に漏れる息が歌口に吸い込まれていくというとても効率のいい頭部管。ピッコロの頭部管にもアドラーではありませんが、ヒゲと呼ばれる山がエッジ側にカッティングされているものも多いですよね☆試奏した感じは、ぶっとい男前な音がなりました。。。びっくりするほど、男前。低音の立ち上がりも、スタッカートの切れ味もとても綺麗です。その代わり、私自身のアパチュアが小さめなので、音色に変化を付けるのが少し難しいように感じました。でもこの低音の立ち上がりは確かに魅力的…。

毎年色々な展示会のお手伝いをしていると、沢山のモデルを試奏させて頂けるので、とても勉強になりますし、あれもいいなこれもいいな、とワクワクもするのですが、結局ブランネンに戻ってきてしまうのでした。ブランネンは、奏者の主張をストレートに出してくれる楽器。本当にボストンメーカーの王道といえるのではないでしょうか☆またまたファンになってしまいました♪







コメント

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    なるほどぉ♪おもしろいね、ラファンはほんと魅力的。。。あれはズルいよねw
    今ね、トマジの頭部管(ライザー14K)に惹かれてます(・∀・)
    なんか情報あったら教えてぇ~( >_<)

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