試験のご報告 その1

昨日、無事に全ての試験が修了し、晴れて国家ディプロムを頂く事が出来ました!本当に本当に嬉しいです!やっと自由になれる・・!!というのが第一の感想でした。笑 
 
今週は、水曜日にガロワ先生のクラスのPrixの試験もありました。課題曲は、CEFEDEMのものとは全く別プログラムだったので練習も足りず、本番中も、背中にジョーズが迫って来てるようなゾクゾク感を感じながら、ひゃー!助けてー!と思いながら演奏したのですが、無事にPrix d'exellenceを頂きました。先生方からは、ホールの空間と響きをもっと取り込んで演奏すべきだとアドバイスを頂き、自分の音が前に飛んでしまって、自分の音が直に聞こえない時の焦った感じが聞こえちゃってるんだろうなぁと思う節も沢山あり、これからの演奏に生かして行けたらと思ってます。


実は、これにて長い間お世話になったガロワ先生のクラスも修了だったので、本当ならば、泣きながらアリーガトーサヨーナラーせーんせいー。となるはずだったのですが、翌日に、CEFEDEMのシュトックハウゼンの試験が迫っていたので、ガロワ先生も明日頑張って!絶対どうにかなるから!と励ましてくれて、全くサヨナラな気分では終われませんでした。。。実際、フランス残留組だから、来年度もちょこちょこ顔を出しに行く予定なので、じゃ明日頑張ってね!じゃまた来週ねーバイバーイ!という風にお別れでした。さすが!そんなガロワ先生、本当に本当に心から尊敬しています。変なジョークも大好きです。そして、スーツを着てシャンパンを持ってるとそのオーラが王様のようでした。ビバ、パトリック!!

そんなハラハラの水曜日オルネイ音楽院の試験を終え、翌日木曜日からはCEFEDEMの試験のためディジョン入り。朝6時起きで電車に乗ったのにも関わらず、電車は45分遅れで、大切な最後のレッスンにも行けず、そのまま大荷物(お泊まりセット+衣装+バスフルート+アルトフルート+フルート+ピッコロ)を引っさげて、シュトックハウゼンのリハーサルへ。実は、この時点で相当ストレスが溜まっていて、倒れそうになっていたのですが、お砂糖たっぷりのお菓子を食べて、相方エレーヌちゃんと支え合ってどうにか、リハ修了。なぜそんなにストレスだったのかというと、火曜日の時点で、電子音楽の先生の手元に届いたバンド(録音テープ)と私たちの楽譜に書いてある分数に大きな狂いがあって、どうがんばっても20~30秒ほどバンドが足りなかったのです。電子音楽の先生にその旨を伝えて、バンドを作り直してもらったのが、一日前、なのでその新しい電子音楽パートと合せるのは、演奏会の2時間前のみ。大体、演奏会に必要なバンドが演奏会の4日前に届く自体が間違っていると思うのですが・・・。

リハでは、どうにか通す事が出来て、そのままハラハラの緊張感を抱えて本番!!バンドが始まる所で電子音楽の先生が合図をする予定が、合図はくれたものの、バンドが始まらない、会場は数秒シーン、私たちからしか先生は見えないのですが、先生がすっごく焦ってるのが見え、これは絶対スタートボタン押しそびれたな・・と思った瞬間4秒遅れでバンドが始まり、それからは、エレーヌと二人でエキセントリックに歌ったり叫んだり、おかしい様なオタマジャクシの群れを吹ききって、大盛況のうちに終える事が出来ました。終わってから、先生が平謝りで会いに来てくれて、みんなで爆笑でした。実際その4秒は緊張感があって、会場的にはなんともなかったのですが、毎フレーズ、記譜してある分数+4秒をしなければならなかったので、吹きながらの計算は結構無理があったり、、、時間が余ったら最後の音をずーっと伸ばして、循環呼吸で待ちましょうという、エレーヌとの暗黙の了解の上、どうにか処理させて頂きました。笑 二人とも肺がはち切れそうでしたが!

私たちの後は、クラシックを専攻しながらも、ジャズバンドを組んでいる子達が、チャーリーパーカーを演奏したり、仲良しのお友達がパーカッションで弾けていたりして、楽しみながらこの日の実技試験は修了。その2へ続く・・・

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