からだのこと

またまたご無沙汰してしまいました。パリの町中はサングラスの人々だらけ!すっかり初夏の陽気です。ヨーロッパの夏は、じめじめとしたながーい冬から一点、からっとした日差しのお陰で、道行く人々がみんなご機嫌に見えます。バーやカフェのテラスでは、これでもかと肌を露出して、日焼けサロンのよう・・・。

日焼けと言えば、先日オトナの生徒さんから、ヨーロッパに住んでいるアジア人は、ビタミンDが不足しているというお話を聞きました。何でも、ヨーロッパ人は、ちょっとした時間でも太陽を浴びれば、体がすぐに吸収して、ビタミンDを作ってくれるそうなのですが、アジア人は、四季を通して日差しがあるのに慣れているため、ヨーロッパの秋冬の少ない日差しでは、充分なビタミンDを形成してくれないのだそうです。ビタミンDが減少すると、カルシウムが不足して、骨粗鬆症になってしまうので、なるべく、一日20分程度は、日を浴びると良いとの事。そして、日を浴びる際には、日焼け止めクリームな塗らない事。だそうです。私は、肌が弱いので、冬でも日焼け止めは欠かせないのですが、このお話を聞いてから、なるべく腕と足だけは日焼け止めを塗らないで、日に当てるようになりました。しかし、日に当たるとかゆいんですよね~。。。この他にも、こちらの水が硬水過ぎて、アジア人は尿路結石になりやすいという話もお医者さんから聞きました。やっぱり、体と土地は、切っても切れないものなんですねー。だからフィンランドの若い子達は、マイナス20℃でもミニスカートだったのかなーなんて思っちゃいました。

体の調子が下降気味になるアラサー。私も、以前よりもお酒を飲み過ぎると翌日体が辛いし、冷えやむくみも出て来て、食べすぎたら体重が増えるようになりました。(笑) なので、駅と家の往復をバスを使わず徒歩で通ったり、毎日30分程ヨガや筋トレをして、体を動かすようになりました。精神科医の先生の本を読んでいても、疲れやストレスが堪っている時こそ、体を動かすと交感神経が活発になっていいようです。楽器に関しても、体が小さい人、細身の人、喘息持ちの人には、ヨガの呼吸法は、フルートを吹く上ですごく参考にもなるし、疲れていると息を吐ききれない、もしくは、吸った空気をキープ出来ないという事もクリアしてくれます。ヨーロッパ人のように胸板、体が分厚いとそういった問題も少ないようですが・・・。美味しくお酒を飲む為にも、楽しく楽器を吹く為にも、良い状態をキープしたいですね。

そして、以前も書きましたが、私の声楽とフルートの関係についての卒論を書く上で、沢山の助言を頂いたフルーティスト、そしてアレキサンダーテクニック講師の棚橋和子さんが、「フルート奏者ならだれでも知っておきたいからだのこと」という本を出版されました。アレキサンダーテクニックは、私の母校の大学の授業に入ってたり、CEFEDEMの授業の中にも入っていて、特に呼吸のエクササイズが興味深かったので、声楽と共に卒論の中に組み込ませて頂きました。全部が全部、全ての人に当てはまる訳ではないと思いますが、ひとつの意識として頭の隅に入れておくと、なかなか有益なものになるのではないでしょうか!

ちなみに、棚橋さんには、二度程レッスンをして頂いたのですが、やはりフルーティスト同士なので、楽器のかまえ方や、重心の置き方、支えとは?という誰もが疑問に思う部分を念入りに教えて頂きました。ご興味のある方は是非!

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