コンサートのアンケート

パリは引き続き秋晴れ。これでもか!という位毎日洗濯機を回しております。そして、またここから頑張ろうと九月。文句が多めなフランス人の皆さんもまだ清々しい面持ちで出勤してらっしゃいます。

さてさて、レッスンが始まるまで結構楽だなぁなんて思っていたのですが、時間がある時こそお勉強と言う事で、ここ数年レッスンでよく使ったメソードやエクササイズ、曲等を一覧表にしてみました私がフルートを始めた20年以上前は、アルテスとソノリテとタファネル&ゴーベールが鉄板でしたが、フランスは音楽院の先生や作曲の先生が意欲的に教則本を出しているので、7歳から始められるものや、その前のInitiationクラスでABCが殆ど読めない子供用の教材もあったりします。


音楽院によってレッスン時間やソルフェージュのサポートも様々なので、色々と使い分けるているのですが、なんせフルートは人気楽器。楽譜の種類が豊富。いや豊富過ぎて、あれもこれも選びたくなってしまいます…。ただ出版から間もない楽譜だとその分お値段も張るので考えもの。もう少し経験が積めて時間が出来たら自分なりのメソッドを書いてみたいなぁと毎年思っている新学期です。(いつになる事やら…)

ただこうやって振り返ってみると、教職課程のDiplomeを取得してから、はや三年。なかなか慣れて来たように思います。レッスン自体の事も、フランス人の事も、音楽院としての機能の仕方も、ちょっとした労働基準関係も。養成所に入ってすぐ、授業で音楽院の仕組みや雇用形態を紹介された時、「ぽかん」と口を空けて聞いて、下手をしたらこくりと船をこいで、椅子から転げ落ちそうになっていたのはいつの日か。そう考えると、よく頑張ってる!と自分を褒めてあげたいです。そうでもないと足りない事ばかりなので。笑 

またフランスへ帰国直前に、8/14のコンサートのアンケートをじっくり拝見させて頂いたのですが、次回はこんな曲や編成が聞きたい、この曲のこういった所が印象的だったととても具体的に書いて下さる方も多く、私自身初のアンケートだったのですが、こんなにも観客の方々と繋がってる感覚を持てるものなのだなぁと感心しております。
終演後はお声をかけて下さる方々と少しだけお話する事が出来たのですが、こうしてアンケートを頂くと、改めてお手紙を頂いたように感じてとても嬉しかったです。本当にありがとうございました!

ソプラノとフルートとピアノという少し変わった編成も、プログラムやトークをとても気に入っていただけたようで…いま思い出しても胸が熱くなります。なんだか甲子園のようですね(笑)

ちなみにメッセージ等で幾つかご質問を頂いたのでこちらに…
体を鍛えてるのかというご質問…たぶん必要以上に筋肉がついているからだと思うのですが(笑)水泳やピラティスやヨガなどの緩めの有酸素運動と、軽いストレッチやスクワットを練習の合間にしているくらいなのです。←これは生徒が途中で入って来て固まります。

そして声楽や他の楽器も演奏しますか?というご質問は…声楽は授業で必須だった副科声楽だけで、後は同級生と行くカラオケ程度です。笑 他の楽器は同じく趣味で弾く程度のピアノと、ピッコロやアルトフルート、バスフルートの特殊感は良く演奏します。とそんな感じでしょうか…。 

クルミもこの秋は一歩前へ。ではなく、爪を切られそうで足一本引いた図でした。














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