重心

さてさて、たまにはフルートの事も。

レッスンをしていると、オトナの生徒さんも子供の生徒さんも、一環して難しいのは、重心のおく位置。楽器を演奏する事に集中するあまり、下半身に対しての意識が薄くなりますよね。これは、プロでもよくあることで、私自身も演奏前に緊張するときは、毎回重心をちゃんと感じるかチェックしています。


以前にもアレキサンダーテクニックの先生とお話した事を書いたかもしれませんが、モンキースクワットと言って、フルートを吹くのと同じように足を肩幅に開き、ヒンズースクワットのように膝を曲げ、もっと腰を落として重心を下げて行くと、自然と足内側を中心に、足の全体に体重が乗って来ると思います。分かりやすくいうと背中を曲げていないヤンキー座りのような感じ、もしくはお相撲さんの四股を踏む感じ。かかと、足の親指、小指にちゃんと体重がかかっていること!

これをもう一度、ロングトーンをしつつ(音がぶれないように気をつけて)、足の裏が開かないように気をつけて、ゆっくり腰を下げて行くと、ある瞬間から音がピンと張ってくるのが分かると思います。こうする事で体の中心と、重心の下げ方、体重のかかるポイント、「支え」と呼ばれる体幹の状態が自然と感じられると思います。ちなみに足の外側に体重をかけながら腰を下げると、普転んでしまうのと、お腹にも上手く力が加わらないので音に変化が出ないのが分かるかと思います。

以前は、私も片足に重心がかかり過ぎてしまったり、つま先に上手く体重が乗せられなかったりして、レッスンを受けてる最中に、先生につま先を踏まれてまま吹かされた経験があります。笑 演奏に集中しすぎると、外重心になってしまって、音が抜けてしまう傾向があったので、練習中に楽器を吹きながら、このモンキースクワット、歩きながら吹いたり、わざと円を描くように左足前、後、右足後、前と重心を移動させてみる等、しっくりこないなーと思う時はこんな事をやっています。そして体重がちゃんと足で掴めていると、上半身の船漕ぎのような変なブレ、膝の屈伸運動等が減ってくるので、是非お試しあれ。

コメント

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    レッスンでちょうど重心のことを指摘されていたので、大変参考になりました!
    さっそく実践してみたいと思います。

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    ��ptpさん
    コメントありがとうございます!もしお力になれたのなら幸いです。重心は、楽器を吹く上でとても大切ですよね!

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  3. SECRET: 0
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    プロフィールを拝見して、美佐子先生、龍先生の文字を見て、同門だ~と嬉しく思い、コメントしました。
    私は、未だに龍先生の所に通い、美佐子先生とは、定期的にデュオを楽しんでいる状況です。
    今では、美佐子先生の勉強会の幹事をしています。どこかで、お逢いすることがありましたら、
    宜しくお願い致します。

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    ��赤羽 彩さん
    こんにちは。コメントをどうも有難うございました!確か、去年のついすに顔を出したときに、清水先生に紹介して頂いて、少しだけお話しましたよね?全く同門でびっくり。笑 折原先生とはご無沙汰してしまっているので、どうぞ宜しくお伝えください。

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