クラシック音楽を聴き始めたキッカケはなんですか?
皆様、明けましておめでとうございます!2018年が皆様にとって自然体でいられる幸せな一年になりますように!今年もどうぞ宜しくお願い致します😊
さてさて、年末にtwitter を通して「クラシック音楽を聴き始めたキッカケはなんですか?」というアンケートを取ってみました。そしてそれに合わせて若者のクラシック離れはどこから来ているのかという質問を投げかけてみたのですが、沢山の方々にご協力頂き、興味深いお話を聴かせて頂いたのでこちらにまとめてみました。実際のリプライはA4の文書10枚分あります!😂ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!
さてさて、年末にtwitter を通して「クラシック音楽を聴き始めたキッカケはなんですか?」というアンケートを取ってみました。そしてそれに合わせて若者のクラシック離れはどこから来ているのかという質問を投げかけてみたのですが、沢山の方々にご協力頂き、興味深いお話を聴かせて頂いたのでこちらにまとめてみました。実際のリプライはA4の文書10枚分あります!😂ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!
まず最初に、なぜこういうアンケートを取ったのかというと。どの業界でも自分がそこにどっぷり浸かっていると、そこに足を踏みいれるキッカケが見えづらいと思ったこと。そしてクラシック大好きな生徒から「クラシック音楽なんて誰も聞かないよー。話合わない。」と聞くことが多かったからなのです。
私自身ブッラクキーズを聴きながら出勤し、帰りはパレストリーナを聴きながら帰宅したりと、いろんなジャンルの音楽を聴くのが好きなので、生徒達の世代がポップスやジャズのCDを手に取るようにクラシック音楽がチョイスに入って来たらいいなぁというのは、一音楽家としての夢でもありました。
ただ「この前Aくんに勧められて聴いたけど、C.P.E.バッハ、超エモる!」というケースもあまりないだろうなと思ったので(笑)人々がクラシック音楽に触れる「キッカケ」を我々がどう作って行くのか考える意味で、この質問を投げかけてみようと思ったのです。公の場でこういった話題を上げるのはハラハラしたのですが、皆さん否定するわけでもなく、肯定するわけでもなく、個々のご意見をはっきり書いてくださって、とても勉強になりました!
そして不景気や少子化と社会的なことも考えつつも、ではフランスではどうなのかと考えるとたら、少子化はない。そして公立音楽院の学費もどんな家族にもアクセスしやすいものになっているし、音楽院主催の無料コンサートは勿論、オペラやオーケストラの子供用プログラムは5ユーロからあります。しかし音楽院の生徒(6〜18歳)に聞いてみると生の演奏を聴いたことがないという子はとっても多いのです。とすると、興味を持つキッカケが必要なのかな?と考えたわけです。
こんな事をここ1、2年考えてきたわけですが、アンケートの結果やリプライを読むと、生演奏を聴いてときめいた&メディアから入ったという方々が少なく、こういった少数意見のところを伸ばしていけたらいいなと思っており、これをキッカケに友人が理事を務める音楽家のNPO団体いろはリズムに参加させて頂く事になりました😊
いろはリズムについて オフィシャルHPよりhttps://www.iroha-rhythm.com
私たち「いろはリズム」は、多くの社会的課題を抱える昨今の日本において、音楽を通して人々が心豊かに暮らせるよう、また文化発展の底上げに寄与すべく、2017年6月に「特定非営利活動法人いろはリズム」を設立しました。演奏するメンバーは全てプロの演奏家です。子どものための音楽鑑賞会や、福祉施設での音楽演奏、コンサート企画を行っております。さまざまな形で音楽とふれあい身近に感じることで、音楽の素晴らしさを伝え、一緒に楽しみながら日々演奏しています。
ではでは、前置き長くなりましたがアンケートのまとめ是非読んでみてください!
クラシック音楽を聴き始めたキッカケ(総数971 票)
クラシック音楽がお好きな方に質問です! クラシック音楽を聴くようになったキッカケは?その他の理由はリプライへ。
63% 楽器を習っていたor習っているor部活動
18% 家族や友人がクラシック好きor音楽家
9% 生演奏を耳にしてときめいた
10% テレビやラジオ、インターネットなどのメディア
その他の理由
- 子供の胎教や知育教育で聴き始めた
- 音楽ゲーム
- 音楽アニメ
- フィギュアスケートの音楽から。
- 他のジャンルの音楽が好きで、そこからの移行。
- カッコいいものに巡り会えた。
- 音楽を題材にした映画アマデウスなど。
- クラッシックバレエで自然に聴いていた。
- 小学校の音楽会でベートヴェンの運命を演奏した。
- のだめ、クラシカロイドなど漫画やアニメから。
- 年を重ねて同じ作品を聴き比べる楽しさを知った。
- 映画のサントラ。
- ある時よさに気づいた。
ー若者のクラシック離れはどこから来ているのか?
理解が難しい。
- 聴き方がわからない。
- 若者だけの問題ではない。
- どこから聴き始めていいかわからない。
- 知っている曲が少ない。
- 一曲が長い。各楽章のキャラクターや意味を説明すると面白くなるのでは?
- ポップスのように歌詞がない。彼らの生活や気持ちを代弁してくれるような親近感のある密接な音楽ではないからなのかなと感情移入しにくい。
- 歌詞があっても、外国語が多い。
- 若者に対してキャッチーなプログラムが少ない(映画やアニメに出てくるクラシック音楽など)
- クラシックは『退屈』『難しい』という印象が強かった。
- クラシックや中世の音楽を楽しみではなく教養として捉えていた。
堅くて難しいイメージがある
- デザイン性の高いロゴやチラシ、マスコットを作ってみる。
- 堅い、ダサいイメージがある。
- ホールでの静寂を守るマナーが堅苦しい。
ジャンルが孤立している。
- 聴く人を選ぶと思う。
- 他の作曲家や奏者が他の音楽のジャンルとの交流を深める。
- 映像アートやデジタルアートなどとコラボレーションしてエンターテイメントとして提供するのはどうか?
義務教育の中の音楽
- 音楽の授業が堅すぎて、楽しいという感覚に行き着かなかった。
- 小中学校での音楽鑑賞会が少ない。
- 勉強というイメージが強かった。
- 義務教育で教える側の“音楽=クラシック”という概念。
耳にするキッカケが少ない。
- 成育環境の中でおもしろいとか楽しいとかわくわくするとか思える経験をするチャンスがなかった。
- 実際はCMなどで知らないうちに耳にしていると思う。そういった身近にあるもので距離感をどう縮めるか。
- 地方に暮らしているとコンサートなど日常で耳にする機会がほぼ皆無だった。
- 楽器を習っていない限り、音楽授業でしか接する機会がない。
- 吹奏楽部、合唱部だとそのレパートリーには触れたが、それ以外には触れる機会が少ない。
社会的な問題
- 格差社会や少子化の影響で楽器を習う子供たちが減ってきている。
- 経済的にコンサートに通ったり、CDを買い続けるのは難しい。
昔から変わっていない。
- 昔から危惧されている点だけれど、心配いらないのでは?
- 元々若者がこぞってきた聴いてきた時代はないのでは?
子供を連れて行けない
- 無料コンサートや子供okというコンサートでも乳児や子供の声に苦情が来て肩身がせまい。
- 未就学児お断りだったりで敷居が高くてなかなか行けなかった
その他の興味深いコメント
- 初期バロックなんてもっと聴いてもらえないしルネサンス音楽なんて更に遠いし雅楽や能楽や狂言や音楽のみならず絵画や彫刻にも興味ないですよね。クラシックだけではないですよ、若者が疎遠なのは。
- その一方で若い人の演奏能力は確実に上がっていると私は感じます。芸術は世代を超えて熟成する。その中で淘汰されるものもある。これは頼もしいことでもあります。
- クラシックに限らずかとは思いますが、今は昔に比べて趣味や娯楽も多様化されていて選択の幅が広がっているのも原因の一つなのかなって思ったりします。あとは、格差社会や少子化の影響で楽器を習う子供たちが減ってきているのもあるんじゃないでしょうか。
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