5月のコンサートたち🌸

パリからこんにちは⭐️爽やかな風と灼熱の太陽の夏日と、そのうち雷に打たれて死んでしまうのではないかという激しい雷雨を繰り返すここ数週間。なかなか庭でゆっくりする時間がなかったのですが、今年度の重要ミッションを全て終え空を仰いだら、庭木がグングン伸びていました。自然の恵みだなぁと深呼吸。

5月は「誰だこんなにスケジュールを詰め込んだのは!(わたしー。)」といういうほどバタバタしておりましたが、無事に二つの室内楽コンサートを終えることが出来ました!

5/10の春の室内楽コンサートでは、生徒のご家族やツイッターのフォロワーさんも駆けつけてくださって、とっても暖かい会となりました。こうしていろんな所で輪が広がっていくこと、とても嬉しいです☺️

今回は木管フルート Abell flute のお披露目第一弾コンサートとなった訳ですが、湿度や温度そして私の体調によって七変化するこの楽器。まるで生き物。いや、どこのじゃじゃ馬だ君は・・・と思うこともありました。しかし音楽に入り込んでいくと共に、まるで自分の心の声の如く響く。何歳になっても葛藤がありますが、音楽を続けていくこと=葛藤を続ける毎日と思い、その人生の伴侶の一人にこのフルートが加わってくれたのだなと思っています。早く日本のコンサートでもお披露目したい🚀


春の室内楽コンサートより1
春の室内楽コンサートより2
そしてここ数年参加しているINJAでのランチタイムコンサートでは、あいもかわらず素晴らしいベーゼンドルファーのコンサートピアノと共に、シューマンの3つのロマンスを木管で、そしてブーランジェのある春の朝に と、ヴィドールの組曲 をブランネンのシルバーで演奏させて頂きました。

こちらより5/17に演奏したシューマンの3つのロマンスから第二曲をお聴きいただけます!ピアノは公私ともに仲良くさせてもらっているピアニストの鈴木晴美さん⭐️彼女は生きる宝石ピアニスト エリックハイド・シェックの愛弟子でもあります。ちなみにハイドシェックが来月来日するとのことで・・・聞きに行けないのが本当に残念大好きなピアニストなのです。


演奏後、観客の方々が「もー!!素晴らしいわ!!来週のランチタイムも日本人と書いてあるけどあなた達じゃないの?!もっと演奏しにきて!!」とマダム達から祝辞を頂き、胸いっぱいになりました。渡仏後、演奏を聞く前から「アジア人の演奏する西洋音楽は云々・・・」と言われることも少なくなかったので、こうして耳が肥えた常連さん達が演奏から色々感じ取ってくれるのを見ていると、このまま真っ直ぐ生きていこうとそう元気づけられるのでした。

わたしはわたし、あなたはあなた。誰かはその花を芳しいと思い、誰かはその花の香りが強すぎると思い、誰かは全ての花を美しいと思う。そんな十人十色の中で生きていけたら嬉しいです。
今井貴子 フルーティストTakako IMAI Flutist
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